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遠州横須賀 清水邸2
廻船問屋清水八十郎の遺構
清水邸に入ってみますと
城下を東西に貫く横須賀街道に面して主屋正面玄関があり、南に清水邸庭園があります。
清水邸本宅の玄関の上には郵便マークの瓦が付いています。
明治維新後、横須賀藩の御用廻船問屋の役割を終えた清水八十郎は郵便制度の導入に伴って、初代の郵便局長を拝命されました。
昭和26年までここは横須賀郵便局と電信電話局としての役割を果たしていました。
清水邸本宅主屋の玄関を入ります。廻船問屋の遺構である大土間があり、高い天井に太い梁の小屋組みの天井でしっかり構造が出来ています。幕末の安政の大地震の後に建てられ、太平洋戦争末期の東海大地震をくぐり抜けてきました。
旧横須賀郵便局の局長室
と立派な局長机
大土間の天井は正面の外観からは想像出来ない太い梁で組まれた大空間です。。
「お部屋」といわれてきました離れの客間です。
時折、呈茶の接待などが行われることがあります。
「お部屋」の欄間には遠州灘を行くかっての廻船と煙を吐く富士山が描かれ
ています。
中庭には、空荷となった廻船に積んで横須賀湊に戻る際に積んできた伊豆石
が庭石に配されています。
秋にはセイヨウカタバミ(普門寺)のピンクの花が咲きます。
古時計が150年の時を刻んでいました。
書は人の心を洗う
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